実践に強くなる漢方講座

言うまでもありませんが、漢方は大変に有効な治療術です。

では、その効果を実感できていますか？

「何をどう考えたら良いか見当が付かない」
「正しく弁証できているか自信がない」
「正しく弁証したはずなのに効果を実感できない」

こうした悩みをお持ちではありませんか？

まだまだ勉強が足りないからでしょうか。
それとも経験が足りないからでしょうか。

手引き書を何度も読み返し、多くの講習会に参加し、”明日から使える漢方” を信じて頑張っているにもかかわらずです。

・・・・・・・・・・

はっきりと申し上げます。
これまでの勉強法で漢方が上達するのは難しいと思います。

なぜそんなことが言えるのか？

何より私自身がそうだったからです。中医師に指南を受けながら、数多の中医書、医案集（症例集）を繰り返し学んできました。疾患別の指南書に忠実に処方しました。しかし、思うような結果が出せません。

そもそも弁証が間違うのかと、先輩や中医師に幾度となく相談しました。しかし、弁証も漢方薬も間違っていないというのです。

では、なぜ期待する効果が得られないのか？

「やはり漢方は長く飲まないと効果が出にくいのか」
「いやいや、そんなの言い訳に過ぎないよな」

自問自答を繰り返し、半ば絶望的になりました。
 

・・・・・・・・・・
 

試行錯誤の末、ある結論に達しました。

「理論」と「実践」とが結びついていないのでは？

漢方（中医学）では、多くの方が 信じている理論や ”常識” があります。それは、現代にも通ずる素晴らしいものから、当時はそう考えるしかなかった神秘的なものまで、玉石混交となっています。

「普通に考えれば、そんなことあるわけないよな」
「現代においては、もっと正しい理屈があるよな」

伝統医学には、長い年月の中で膨大な実践経験を積み上げ、これをもとに構築した多くの理論があります。時代時代で修正と創造を繰り返し、発展してきたのです。昔の人がそうしてきたように、現代に生きる私たちもそうしていかなければなりません。

現代では分かっていることまでも、当時の考え方に戻る必要はないのです。多くの方は、このことに気付いていながらも、なかなか抜け出せないのです。

漢方は奥が深く、習得には時間がかかるものだと思い込み（思わされて）、いまだに多くの時間を費やしているのです。

・・・・・・・・・・

皆様が勉強不足だからでも、経験不足だからでもありません。

全ては、誤った勉強法が原因だったのです。

漢方における「理論」と「実践」。

この2つの間に存在する大きなギャップ。多くの方は、これに気付いていながらも試行錯誤を繰り返しているのだと思います。

このことを認識し、取捨選択して実践に反映させれば、優れた効果を出すことが可能になります。

 

当漢方塾では、このギャップを埋めていきます。

既存の理論を取捨選択し、患者さんの日常を意識しながら病に至る過程やしくみについて見直していきます。

これにより、

誰もが効果を実感できます。
生きた漢方を習得できます。
患者さんへの説得力も向上します。

まずは、何が足りないかを知ることから始めてみませんか？