埼玉県越谷市の漢方新生堂薬局です。不妊症・更年期障害・めまい・耳鳴り・腰痛・神経痛・アトピーなどでお悩みの方はご相談ください。
「めまい」は、三半規管や耳石がその原因となっていることをご存知の方は多いと思います。
三半規管は鼓膜の奥の「内耳」という場所にあり、まっすぐに歩いたり、傾きを感じたりといった平衡感覚に関係する器官です。
医学的には、次のような時に平衡感覚に支障をきたして、めまいを起こすと考えられています。
めまいの原因は耳に関係することが多いため、大半の方はまず耳鼻科を受診します。
しかし、専門病院へ行って検査をしても、原因についてはっきりとしないケースがほとんどです。脳神経科でCTやMRIといった画像診断によっても、めまいに関係する異常が見つかることは稀です。
そして、処方される薬は、どの病院であってもほとんど違いはありません。
長くお薬を飲んでも改善しない場合、最終的には「老化」や「ストレス」「自律神経失調」「更年期障害」といった一言で片づけられてしまうケースも少なくありません。
では、一体どうしたらよいのでしょうか?
今、多くの方がめまいに悩まされています。
実は、めまいは医学的な定義がはっきりとしていません。
急に立ち上がったり、振り向いたりして起こる立ちくらみのようなものから、フワフワと浮いたり、地面が揺れるような感じがしたり、グルグルと回転するようなめまいまで、広範囲にわたります。
なかには、めまいがきっかけで耳鳴りを発症する方も少なくありません。
現代医学において、めまいの原因ははっきりと分かっていないのです。身体的な要因だけでなく、精神的な要因によるめまいも合わせると、非常にやっかいな症状だと考えられているのです。
漢方ではめまいをどのように捉えているのか。
まずは、めまいを耳の中だけに原因があると考えるのではなく、カラダ全体を総合的に判断します。めまいに関連したカラダの不調があれば、その原因を取り除くことを考えます。
漢方の専門家の中でも、めまいに対する考え方や治療法は異なるでしょうが、私どもはその原因の多くは「水の代謝異常」にあると考えています。
めまいで病院にかかると、その原因を水分不足による「血流障害」だとして、水分を多めに摂るように指導されることがあります。しかし、必要以上に水分を摂り続ければ代謝機能が低下し、むしろ悪影響を与えかねません。必要量は人それぞれです。
漢方では、まず余分な水分を取り除き、カラダ全体の代謝機能を高めることを目標とします。そうすることで、めまいの原因と考えられている三半規管の機能を回復させるのです。
原因がはっきりしない病気に対しては、しっかりと向き合ってきめ細かな治療をすることが大切になります。
漢方の基本的な考えとして、「全体観」という言葉があります。
今起こっている症状だけに目を向けるのではなく、カラダ全体を診て、体質や生活習慣のほか、季節や天候などの自然環境の影響も合わせて総合的に判断するというものです。
「この症状にはこの漢方」
という単純なものではありません。
まずはお一人おひとりのお悩みを丁寧に伺うことから始まります。
漢方治療を始めてみようとお考えの方は、HPから質問や相談予約が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。