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ふていしゅうそ

不定愁訴とは?

不定愁訴とは、確かに体調が悪いのに、いくら検査しても原因となる病気が見つからない状態を言います。

  • 自律神経失調
  • 更年期障害
  • 免疫力の低下
  • 老化現象
  • ○○症候群

などは不定愁訴の例です。

病名が付けられるだけで納得してしまいがちです。ただ、よくよく考えてみれば ”病名らしき病名” であり、有効な治療法がないということでもあります。

 

例えば、「自律神経失調」とはどういった症状でしょうか?

ネットで調べれば、動悸、発汗、めまい、ほてり、頭痛、胃痛、腹痛、下痢、吐き気、ふるえ、筋肉痛、喉のつまり感、息切れ、食欲不振、倦怠感等、様々な症状が出てきます。一つ一つの症状を見てると、薬物治療で治りそうなものが多いですよね。では、なぜ「自律神経失調」といわれるのでしょう?

それは、検査では異常がみつからないからなのです。

症状があるにも関わらず、検査をしても器質的な異常はみつからない時の一つの落とし所と言っても良いかもしれません。

検査で異常が見つからなかった場合、例えば鎮痛剤のような対処療法になるか、ひとまず従来の治療法を試してみることになるのです。その結果、改善がみられない場合に「自律神経失調」といった 病名らしき病名 をつけられるのです。

ここに年齢的なものが関係してくると、「更年期障害」「老化現症」とされることもあるでしょう。

そして、これらを総称して「不定愁訴」と言うのです。

最近で言うと「コロナ後遺症」の一部もこれに当てはまるのではないかと考えております。

不定愁訴は漢方の得意分野です

実は、この「不定愁訴」こそ漢方の得意分野なのです。

それは、漢方が個々の体質・生活習慣・精神的要因・気候変動による影響など、様々な情報を総合して考える ”病名に頼らない治療” だからです。

例えば、めまい・頭痛・耳鳴りは、体質だけでなく気候変動が大きく関係していることが少なくありません。(気象病・天気痛) 病院で出された薬で治らない場合は、気候変動の影響を考慮した漢方薬を服用すると改善してくるのです。(めまいの実例)(頭痛の実例

他にも、「機能性ディスペプシア」とひとくくりにされる胃腸症状は、食事内容だけでなく生活習慣や精神的要因も考える必要があります。

このように、様々な情報から原因を考え、治療法を見つけられるのが漢方の強みなのです。

 

当店では、ほかにも「舌痛」「味覚異常」「匂いを感じない」や、「尿道の痛み」「発熱後の不調」など、病院では難しいとされてきたご相談を数多く受けてきました。(その他のお悩みの実例

 

こんな相談にものってもらえるのだろうかと迷っている方は、どうぞ一度ご相談にいらいてください。どんなお悩みでも誠実に向き合い、治療法を考えます。


漢方では、「病名」にとらわれず、原因不明であっても患者さんごとの症状を大切にします。そうすることで、「早く」「安全に」「確実に」根本的な解決をはかることができるのです。

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