埼玉県越谷市の漢方新生堂薬局です。不妊症・更年期障害・めまい・耳鳴り・腰痛・神経痛・アトピーなどでお悩みの方はご相談ください。
不定愁訴とは、確かに体調が悪いのに、いくら検査しても原因となる病気が見つからない状態を言います。以下にあげるものが、不定愁訴の例です。
病名が付けられるだけで納得してしまいがちです。ただ、よくよく考えてみれば ”病名らしき病名” であり、有効な治療法がないということでもあります。
そのため、こうしたサプリメントや民間療法を頼る方が増えているという現状があるのです。
実は、この「不定愁訴」こそが漢方の得意分野であります。
それは、漢方が個々の体質・生活習慣・精神的要因・気候変動による影響など、様々な情報を総合して治療法を考える病名に頼らない治療だからです。
例えば、「更年期障害」でお悩みの場合・・・
ひと口に「更年期障害」と言っても、その症状は人によって様々です。突然の発汗を伴うのぼせ(ホットフラッシュ)は有名ですが、足の冷えを伴ったり、めまいや頭痛、耳鳴り、あるいは精神不安や不眠など、訴える症状は多岐にわたります。
現代医学では、これを「女性ホルモンの減少」によるものと一括りにして、低用量ピルやホルモン補充療法を行ったりします。
しかし、どうでしょう。
もし、「女性ホルモンの減少」が原因であるならば、さらに年齢を重ねるにつれ症状は悪化の一途をたどるはずです。ところが、実際は時間が経てば次第に症状は緩和していきます。
つまり、原因は女性ホルモンの減少だけではないということです。
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漢方ではどのように考えているのでしょう。
まず、月経の状態や、顔色、大小便の状態、舌や脈の状態といった体質を考慮します。ストレスや生活環境、飲食の嗜好も参考になります。また、この年代特有の体質や環境の変化も見逃せませんね。
そうして、これらを総合判断して治療方針を決めます。総合的に判断することで、現代医学では病名のつかない、難しいとされる病状にも対処可能となるのです。
漢方では、「病名」にとらわれず、患者さんごとの症状を大切にします。そうすることで、「早く」「安全に」「確実に」根本的な解決をはかることができるのです。