埼玉県越谷市の漢方新生堂薬局です。不妊症・更年期障害・めまい・耳鳴り・腰痛・神経痛・アトピーなどでお悩みの方はご相談ください。
生殖補助医療は、大きくわけて「体外授精」と「顕微授精」とがあります。
体外授精とは、体外に取り出した卵子に、10~20万匹の精子をふりかけて精子が自力で卵子に受精するのを待ち、受精卵が順調に分割してから子宮に戻す方法です。
顕微授精とは、体外に取り出した卵子に、顕微鏡でのぞきながら1匹の精子を極細のガラス管(ピペット)で人為的に注入し、この受精卵が順調に分割してから子宮に戻す方法です。
この二つの方法には根本的な違いがあります。体外授精は自然に受精させますが、顕微授精では人工的な手が必要となることです。現在、不妊治療の8割はこの顕微授精です。
日本では、こうした生殖補助医療を行う方が急速に増加しています。しかし、ここには大変ショッキングな事実があります。
世界60ヶ国における生殖補助医療の状況を調査した結果、日本の実施件数は世界第1位であったにもかかわらず、成功率(出生率)は最下位の6.2%という結果が報告された。
晩婚化・晩産化が進んでいることも要因の一つでしょうが、不妊治療ではいまだに女性が主体となっています。
なかでも、加齢による「卵子の質の低下」を原因にされることが非常に多いのです。しかし、実際には男性側の原因が4割との報告もあり、本当の原因が見落とされているケースが多いと言えます。
男性側の原因は、主に「精子の量と質」です。現在、実施されている精液検査は次の5つです。
日本では、主に精液の量、精子濃度・運動率に限定されることが多く、不妊の40~50%を占めると言われる精子の質までは診断されないことが多いのです。
(→精子の質とは?)
「精子は正常」と判断されれば、女性側を中心に治療が進められていきます。その結果、何度も顕微授精を繰り返しながらも妊娠するに至らないという事態に陥ってしまう。。。日本の不妊治療で成功率が低い原因として、このように唱える専門家もいます。
ここで、病院選びの難しさが浮き彫りとなるのです。「有名な病院(医師)だから」「知り合いがそこで妊娠したから」というだけではなく、こうした検査技術を含めた情報を総合して判断する必要があります。
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