学生のための漢方講座

第1回「薬学生のための漢方講座」（当時は「薬ゼミ」と称していました）が開催されたのは1979年のことです。

手掛けたのは故 梁 哲周先生です。知る人ぞ知る、全国に数多の漢方家を輩出した雞林東医学院（けいりんとういがくいん）の学院長でした。薬学部・医学部における漢方教育の場が無いことから、漢方界の将来を憂い、真の漢方家の育成を目指したのでした。

現在では、大学の講義で漢方を取り入れる大学も増えてきましたが、あくまでも学問的に過ぎず、実践とはかけ離れた内容と言わざるを得ません。そこで、本講座では臨床に従事する漢方家を講師陣に配し、理論と実践をふまえた漢方を学んでいきます。

医学・針灸学生も交え「学生のための漢方講座」と名を改め、全国から多くの学生さんが集うに至っております。

参加した学生さんから多くの声を頂いております(^^)/

• 他大学の学生、医学生とも知り合えて良かった。
• 正直、医学部ではこうした授業はなく、全てが新鮮でした。
• 以前からの疑問に、専門家の先生方からの直接回答によって納得することができた。
• 誰かの質問はみんなの疑問、という言葉が身にしみるぐらい貴重なお話が聞けました。
• 実際に漢方薬局を開いている先生方のお話はとても面白く、これまで以上に漢方に興味が湧きました。
• 大学では”この症状にはこの漢方薬”といった暗記ばかりでしたが、どういう理屈を経て選ぶのか理解できたのでとても良かった。