埼玉県越谷市の漢方新生堂薬局です。不妊症・更年期障害・めまい・耳鳴り・腰痛・神経痛・アトピーなどでお悩みの方はご相談ください。

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実際の相談事例

肌のトラブル

越谷市 32歳女性

妊娠中にアトピー再発

<来店時の状態>

顔をはじめとして、全身的に紅斑となっている。また、背中の一部は膨疹状で、腕足には紅色の丘疹が見られ、いずれも強いかゆみを伴う。

数種類のステロイド軟膏と保湿剤を併用している。妊娠中から治療を継続しているが、なかなかコントロールが出来ておらず、職場復帰を機にしっかりと治したい。

 

<これまでの経緯>

  • 妊娠中から肌が乾燥し始め、顔と全身に紅斑を発症し、落屑も多かった。
  • このため、妊娠中からステロイド軟膏と保湿剤を併用し始めた。
  • 産後、授乳中と、皮膚科を転院しながら現在に至る。
     

<治療経過>

妊娠や出産のタイミングで、皮膚のトラブルを発症する方は少なくありませんね。

原因として考えられるのは、ホルモンバランスの変調に伴う体質変化が大きいでしょうが、そればかりではありません。食事生活スタイルの変化も考えられます。

漢方では、まず皮膚の状態に合った適切な治療を行う必要があります。また、同時に食事や生活環境などに原因があれば、適切なアドバイスを添えるようにしております。

Iさんの場合は、肌の発赤は鮮紅色ですが、触れると熱感が強いです。特に、前額や顔が顕著であり、ご本人も職場復帰する際に一番気にされているようです。

そこで、漢方では清熱瀉火法を第一段階の治療方針としました。この場合は、内部にこもった熱を外へ外へと導きながら、徐々に熱を引かせていきます。特にステロイド使用者では、このように慎重に行う必要があるのです。

そのステロイド軟膏ですが、いずれは脱するにしてもあせって急にやめるなどしてはいけません。もちろん、リバウンドを防ぐためでもありますが、初期の段階では痒みを我慢することが難しいためです。また、かき壊してしまえば、また振出しに戻ってしまいますので、決して無理はできません。

そこで、始めの1~2ヶ月は、痒みが強い場合に限って併用を認めました。


こうして2ヶ月が経過する頃には、顔の赤みや熱感はずいぶんと引き、ステロイド軟膏を完全にやめることができました。もちろん、痒みもコントロールできています。そして、漢方薬は第二、第三段階へと進んでいきます。

最終的には、「瘢痕(はんこん)」と言って、変色してしまった箇所をもとの肌の色に戻していきます。肌を潤わせる漢方薬へと移行し、二度と再発しないように食事指導もしました。Iさんの場合は、妊娠中から食欲旺盛となり、産後も外食が多くなって、脂っこい食事をよく食べていたようです。。。ほどほどにお願いします(笑)

それにしても、、、苦味に耐えて、よく頑張って頂きました。最初は顔をゆがめながら飲んでいたようですが、途中からは毎度「全然平気です!!」と、頼もしいぐらいでした。母は強し、ですね。

これからは、今まで以上に子育てライフを楽しんで頂きたいですね!!

 

※自己判断による服用をさけるため、漢方薬の名称は明記しておりません。

三郷市 15歳男性

アトピー性皮膚炎

<来店時の状態>

額、まぶた、頬の一部に紅斑(赤み)腫脹(はれ)が見られる。

また、腕と脚の屈曲部、首は痒みで引っ掻いた後があり、一部は黒っぽく色素沈着が見られる。

以上は、今年の春ごろに、病院から処方された「抗アレルギー薬」を服用してから肌の調子が悪くなった。

 

<これまでの経緯>

  • 生後間もなくより湿疹で悩まされた。
  • 徐々に広がり、1歳半ごろにはアトピーと診断された。
  • ステロイド剤を塗ると、肌が黒ずんできたので漢方薬を服用。
  • 小学校に入ると、再び腕や脚に湿疹が出始め、皮膚科で治療を続けていた。
  • 以後、現在に至る。

 

<治療経過>

まず、アトピーで考えるのは、赤みの出ている箇所がどの程度熱を帯びているのか。また、ジクジクして浸出液が出ていないかどうかや、今回のようにむくみがあるかどうかです。

顔を触ると熱感が強く、むくみもあります。Y君ステロイド剤を使用していましたが、それでもコントロールできていなかったのです。このため、すぐにステロイド剤の使用をやめても問題ないと判断しました。もちろん、リバウンドすることも予想されますが、漢方薬でそれも抑えることができると考えました。

最初の3週間ほどは、リバウンドによって浸出液(ジクジクする)が出ましたが、想定の範囲内でした。

ここで用いた漢方薬は、「清熱燥湿(せいねつそうしつ)」と言って、皮膚の熱とジクジクの両方を抑えるものです。もちろん、煎じ薬を飲んでもらいました。一般的な粉薬(エキス剤)では到底及ばないほどの効力があります。

服用して1ヶ月もすると浸出液は無くなり、2ヶ月で皮膚の赤みやむくみ、熱感は消失しました。ここまで来ればもう安心です。あとは黒ずんだ皮膚を基に戻す治療に移ります。

苦味に耐えて、よく頑張りました。

お母さまも、毎日の仕事の合間に煎じ薬を作るのは大変だったと思います。煎じ薬は毎日約40分、火にかけて煮出さなければなりません。

アトピーでは、ご家族の協力も含めた手厚いケアが欠かせないのです。

 

※自己判断による服用をさけるため、漢方薬の名称は明記しておりません。

春日部市 32歳男性

アトピー性皮膚炎

<来店時の状態>

全身的に赤身が強く(紅斑)、ジクジクして浸出液が固まったと思われる黄色い皮膚片が、魚のうろこのように皮膚をおおっている。

かなりひどい状態である。これまで皮膚科を転々とし、身体には強力なステロイド、顔には中程度のステロイドを使用していたが、痒みは強く体も熱感が強い。

一方で、手足は冷たい。アトピーの重症例にはよく見られる症状です。

漢方クリニックにて、一度に何種類もの漢方薬を処方されたこともあったが全く効果がなかった。

 

<その他>

  • 強いのどの渇き
  • 下痢、軟便
  • 汗をあまりかかない

 

<治療経過>

この患者さんの場合は、まずはジクジクと熱感をとらなければなりません。夏場ということもあり、このままだと感染症を起こしかねないためです。

のどの渇きは強い熱症状の現れです。この状態では、最初のうちは痒みはなかなか治まりません。

ステロイド軟膏は、急にやめるわけにはいきませんが、漢方薬で熱感を取り除きながら、徐々に減らしていく方向です。

根気が要ります。とても苦いお薬なので、ご本人も大変だったと思いますが、文句ひとつ言わず頑張って飲んでくれました。
 

ひと月もすると渇きがなくなると同時に、皮膚の熱感やジクジクが消失しました。また、皮膚の赤みはまだらになってきました。一番悪い状態から脱したようです。

3ヶ月もすると、皮膚の赤みは頬(ほお)と、首下の上半身だけになります。ここまでくれば一段落です。もうステロイドに頼る必要はありません。あとは、赤みと痒みを徐々に消失させればよいのです。皮膚は乾燥してガサガサしていますが、スキンケアでしのぎます。

半年後には、痒みや赤みが完全に消失しました。ただ、これまでに皮膚を強くかきむしった箇所は、瘢痕(はんこん)と言って黒ずんでいます。ここから皮膚を正常化させるためには、もう少し時間がかかります。汗をかくべきときにはかく、といったことも目安になります。

ご本人の希望により、ここまできたら肌質が完全に正常化するまで続けるとのことでした。


アトピー性皮膚炎に悩む方々のご相談では、これまでにも長い時間にわたって様々なお話をするケースが多かったように思います。意図していたわけではありません。

お肌のトラブルは、自他ともに一見して分かるものです。心ない一言に傷つくこともあったはずです。それだけに、できるだけ多くのことを共感したいという気持ちの表れかもしれません。
 

※自己判断による服用をさけるため、漢方薬の名称は明記しておりません。

越谷市 36歳女性

原因不明の膨疹

<皮膚の状態>
3ヶ月前の8月、肘に始まり腕、膝下にかけて激しいかゆみを発症。

やがて湿疹は膨らみをおびて、雲状にどんどん広がっていき、半そでを着るのも恥ずかしい程になりました。

とくに、夕方ぐらいから痒みが増し、お風呂に入るとピリピリします。

皮膚科に通って何種類かのステロイド軟膏を塗りましたが、ピリピリ感と皮膚の熱感が強くなり、余計にひどくなっていったため、自分の判断で塗るのをやめました。


<全身状態>
基本的に健康そのもので、特筆すべきものはない。

 

<治療経過>
漢方の煎じ薬を服用して頂きました。

2週間で左腕に限定されるほどになり、痒みやピリピリ感、熱感もなくなりました。1ヶ月半もすると、たまにポツポツと出てくるものの、すぐに消失するほど回復します。

完全に消失するまで2ヶ月ほどかかりましたが、その後はお薬なしでも湿疹は出なくなったようです。


※自己判断による服用をさけるため、漢方薬の名称は明記しておりません。

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