埼玉県越谷市の漢方新生堂薬局です。不妊症・更年期障害・めまい・耳鳴り・腰痛・神経痛・アトピーなどでお悩みの方はご相談ください。
<主な症状>
1年半ぐら前から、陰部の痒みで悩んでいます。患部は熱感をもっているためか、入浴前から就寝中にかけて、特に痒みが強くなります。冷したり、メンタームを塗ったりして、なんとか我慢するようにしている状況です。
<全身状態>
<その他>
<治療経過>
症状はあっても異常が見つからないケースは少なくありません。これは、胃腸の機能異常によるものですから、漢方薬の最も得意とするところです。
ただ、補中益気湯を胃薬のように漫然と服用しても治るものではありません。もちろん、適切な漢方薬であれば、短期間でも改善は可能です。
Hさんの不具合は、腸の蠕動運動に不具合があります。食べるとすぐにお腹がいっぱいになるのは、消化が上手くいかずに先づまりになっているためです。
結局、1週間でほぼすべての症状は改善されました。ご本人様は、再発しても大丈夫なようにと、念のために1週間分を予備薬としてお持ちになりました。
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漢方薬は長く飲まないと効かない。。。多くの方と同様の印象をお持ちでしたが、思いのほか早く改善したことに驚いた様子でした。
<症状とこれまでの経緯>
初潮を迎えた当初から、生理前になると頭痛と吐き気を訴えており、現在ではその日数が増えてきているようです。
病院からは頭痛薬を処方されましたが、吐き気のある時は服用することができません。
そこで、予防薬を検討して頂きましたが、若年齢であるために処方できないとのこと。。。
娘の辛そうにしている姿を見るのは忍びないため、漢方に頼ろうとホームページで探し出しました。
(以上、母親談)
<全身状態>
<治療経過>
頭痛には吐き気を伴うため、症状のある時に薬を服用することは困難です。そこで、頭痛が起こらないように未然に防ぐ必要があります。体質改善です。
漢方薬は毎日服用して頂くことになります。同時に水分の摂取量を減らし、冷たいものを極力控えて常温で飲むように指導いたしました。
服用を開始してから最初の月経時には、頭痛の程度が軽くなったためか、吐き気を発するまでには至りませんでした。お小水の回数も日に5~6回と増えました。
その後、2回目の月経時には頭痛はまったく起こらなくなります。
さて、症状がなくなった時にどうするかが大事です。
体質改善は早急にできるものではありません。今後はお小水の状態と、月経における血塊の有無を判断材料として少しずつ服用量を減らしていくことにしました。
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頭痛は単に「頭痛薬」で抑えればよいというものではありません。なぜ、頭痛が起こっているのか、原因を見きわめた上での治療が求められます。
また、そうすることで将来の病気の予防にもつながります。
「未病先防(みびょうせんぼう)」が大事なのです。